2024年度 インターン・エクスターンの声 13
今後のキャリアにおいてどのような目標を目指すべきかがより明確になりました。
#多様なキャリアパスを考える機会
#実務における課題解決の方法
#弁護士とのランチミーティングに参加
エクスターンに参加してどうでしたか?
私が今回のエクスターンに参加した動機は、法律実務の現場に触れることで、自分のキャリアの方向性を明確にしたいと考えたからです。特に、実務の場で法律家が果たす役割や責任を学び、法曹として目指すべき姿を具体的にイメージしたいと考えていました。その中で、CrossOver法律事務所に興味を持ったきっかけは、パートナーの先生方が大手法律事務所や留学、出向など、幅広い経験を持っている点でした。多様なキャリアパスがある中、私自身の進路を考える上で非常に参考になると考えました。
さらに、CrossOver法律事務所はスタートアップやIPO支援に強みを持っていると拝見し、自分もこれらの分野に対する興味から、実際の案件に携わる機会を得たいと考え、応募しました。特に、急成長する企業に対してどのような法的支援が必要なのかを知ることが、キャリア形成において一つの選択肢になると期待し、参加しました。
特に感銘を受けた(勉強になった)課題は、起業家の方からビジネスモデルをヒアリングし、契約書を作成するという実務に基づいた課題でした。今まで契約書作成の経験がなく、クライアントのニーズをどのように反映させるかに非常に苦労しましたが、その分、実務における具体的な課題解決の方法や、クライアントとのコミュニケーションの重要性を学ぶことができました。
今回のエクスターンで特に学び、印象に残った点は、弁護士が単に法律を適用するだけではなく、クライアントのビジネスや経営戦略を深く理解し、それに基づいた法的アドバイスを提供している姿勢でした。例えば、起業家の方から直接ビジネスモデルのヒアリングを行い、その内容を反映した契約書を作成する課題では、単なる法的文書作成に留まらず、クライアントの事業目的やリスクを踏まえて、どのように契約内容を設計すべきかを考える必要がありました。この過程で、法的な正確さだけでなく、クライアントのニーズに応じた柔軟な提案力が求められることを実感しました。
また、交渉では相手方が明示する要求だけにとらわれず、その裏に隠された意図やニーズを読み取ることで、クライアントにとって有利な結果を得ることができると学びました。交渉相手との駆け引きや、相手方がどこまで譲歩可能かを見極めるための洞察力が、法律知識と同様に重要であると強く感じました。
さらに、このエクスターンを通じて、弁護士がクライアントの経営判断やビジネス全体を支える存在であることを学び、今後のキャリアにおいてどのような目標を目指すべきかがより明確になりました。特に、法律の知識を基にして、クライアントにより付加価値の高いサービスを提供できる弁護士が求められていることを強く感じました。
今回のエクスターンを通じて、私のキャリアビジョンがより具体的になったと思います。企業法務の分野で活躍する弁護士となるために、単に法的リスクを回避するだけでなく、クライアントのビジネス戦略を深く理解し、経営に貢献できる付加価値の高い法的サービスを提供したいという思いが一層強まりました。具体的には、クライアントが直面する経営課題やリスクに対して、法律の観点から適切なソリューションを提供し、企業の成長や事業拡大に寄与する役割を果たしたいと考えています。将来的には、経営判断に直接関与できるポジションに進み、企業の取締役会や重要な意思決定の場で、法的なアドバイスを通じて戦略的な支援を行う弁護士を目指したいです。
このような目標を実現するために、まずは現在ロースクールで学んでいる法的知識や企業法務の知識をさらに深め、契約書作成やM&A、コンプライアンスなどの実務スキルを磨くことが重要だと感じました。また、クライアントとの信頼関係を構築し、彼らのビジネスニーズや目標をしっかりと理解するコミュニケーション能力も強化していきたいです。
特に印象に残っているプログラムは?
弁護士とのランチミーティング
先生方とのランチの時間が非常に有意義でした。お弁当を食べながら研究会をする日では、先生が現在担当している案件について、リスク面や交渉状況、クライアントとの調整について詳しくお話を伺うことができ、大変興味深かったです。
また、過去に手がけた案件についても、交渉の戦略や、やり取りの具体的なエピソードを聞き、実務のリアルな側面を知ることができました。特に、交渉術に関して、クライアントの利益を最大化するためには、法律知識だけでなく、相手方の情報や意図を汲み取る力や、交渉力が必要であることを学びました。こうした実務的な力について学ぶことができたことは、今後どのようなスキルを磨くべきかがより明確になり、非常に良かったと思いました。
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