インターン・エクスターンの声 Lさん
AI時代でもバリューを提供し続ける弁護士像
Lさん
インターンに参加してどうでしたか?
私は以前よりスタートアップ企業に関連する法務や、IPO支援法務に興味がありました。CrossOver事務所は、自身の興味にまさに合致した事務所であったため、今回インターンシップに応募しました。
過去のインターンシップ生の声として、「他の事務所では体験できないことができる」「スタートアップ企業の経営者とお話できる」という内容を拝見しました。これを見た瞬間に、「今後の成長のために,せっかくの機会を逃すわけにはいかない!」と思い応募した部分もありました。また、経営者の方とお話できるのであれば、今後スタートアップ法務に携わることを望む中で、その望みの解像度を上げる機会になると思い応募した部分もありました。
所属していらっしゃる弁護士の方は,驚くような経歴をお持ちの方ばかりです。過去の経験についてのお話や,それを踏まえた上でどのような視点から法務を捉えていらっしゃるのかに関するお話もお聞きできれば,今後のキャリア・働き方を考える上での大きな参考になるのではないか、と考えていました。
他の法律事務所のインターンシップと比べ魅力的な部分は、課題の深さです。最低限の事実のみが開示されており、それ以上の事実関係は自身で情報を取得するような形がとられていました。1つの課題をじっくり3日間考え込んだことで、その課題に対して、様々な観点から考える経験ができました。依頼者の方の利益を真に実現するために、法律に書かれている手続を採用しても良いのか、他の手段があるのではないか、その手続を行うとして、具体的にどのような内容が必要で、それを依頼者の方にお願いすることは可能なのか、どのようなスケジュール感でそれぞれの手続・手段を行うことになるのか。このような視点は、なかなか机上の勉強のみでは身につかない部分があり、その部分の不足を痛感させられました。実務は、そのような部分を自身で模索していかなければ依頼者の方の要望を果たすことができないということを知り、今後の研鑽の必要性を強く感じさせられました。
また、インハウス弁護士の方からのお話を伺う際、スタートアップ企業の内部に入り弁護士として法務に携わることに関する知見を得ることができました。これまで、スタートアップ法務に携わる場合には、法律事務所に所属することを前提に考えている部分がありました。しかし、以前スタートアップ企業の内部で職務をするという選択肢も存在していることを知り、ちょうど関心が高まっていたところでした。そんな中、今回のような形で弁護士の方のお話をお聞きできる機会は、まさに私が求めていた内容で、非常に興味関心をもって臨むことができました。今後のキャリア選択の場面や弁護士として働く場面で、必ず活きてくる機会だと思います。
事務所の雰囲気ですが、事前に面談した先生方からお伺いしていたようなイメージとそれほど変わっていません。事務所の雰囲気が良いこと、所属していらっしゃる方のお人柄の良さは面接や面談を通じてなんとなくイメージができていました。今回のインターンシップでは、そのイメージが具体化した印象でした。素朴な疑問からハイレベルな疑問まで、お互いにぶつけあった上で研鑽されている姿は、非常に印象的でした。この事務所なら、毎日自分で考えながら、みなさんと研鑽し続けるハイレベルな弁護士生活を送ることができるに違いないと確信しました。
今回の経験を通じて、目指す弁護士像のイメージをより強固にできました。私は、将来のAIが卓越するようになった時代に対応するどころか、引き手数多なくらいのバリューを提供することができる弁護士になることを目標にしております。そして、その手段として、人にしかできない部分、すなわち、依頼人の方の意向を深い部分まで分析した上で捉え、本当に依頼者の方にとって利益となる手段を提案することができるような弁護士です。ある経営者の方から、尾下先生から実際に法務サービスを提供されている所感をお伺いしたところ、まさに上記のような点を実践していらっしゃること、どのような点で利益が実現されていると感じるか、というところまでお答えいただけました。依頼人の方からお話をお伺いしたことにより、より目指すべき弁護士像がクリアになりました。
先生方へ過去の経験等に関して、お話をお聞きしたいと申し上げたところ、快く応じてくださいました。この点は非常に私の今回のインターンシップの充実度を高めるもので、大変ありがたかったです。
特に印象に残っているプログラムは?
スタートアップ企業経営者とのランチミーティング
初日にスタートアップ企業の経営者の方から、昼食をご一緒しながらお話を聞けました。その機会が特に心に強く残っています。勢いのある経営者は、普段会う人たちとはどこか風格が違う、みたいなお話はこれまで聞く機会があったのですが、その感覚を目の当たりにした心地がしています。その経営者の方は,非常に高い思考力・決断力を感じました。それを経て,卓越した経営者の方に対し,どのような形で弁護士として関わっていけば真に貢献できるのか,真にバリューを生み出すことができるのか、どのように自信を磨いていけば良いのか、を考える非常に貴重な機会となりました。
実際に、経営者の方の現在の社会に対する問題意識、会社の目指す方向性、スタートアップ経営者の視点から求める弁護士像、プロとしての姿勢をはじめとして、非常に多岐にわたってざっくばらんにお話いただき、忘れられない経験になりました。
意識の高さに触れることができ,自身もこれからプロになる以上は,少しずつ見習って身につけていこうと強く決意しました。
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