インターン・エクスターンの声 Dさん
他法律事務所のエクスターンでは滅多に得ることができない貴重な体験
Dさん
エクスターンに参加してどうでしたか?
CrossOver法律事務所では、いわゆる企業法務といっても、契約書のリーガルチェック等の基本的な案件はほとんど扱っておらず、他法律事務所で簡単に解決できないような案件を多く取り扱っていらっしゃいます。エクスターンにおいても、とてもやりごたえのある課題に挑戦させていただき、滅多に経験できない機会をいただけました。
所属している先生方は、留学や官公庁・企業出向、弁護士以外の士業経験等、経験豊富で様々なバックグラウンドをお持ちで、お話を聞けること自体、他法律事務所のエクスターンでは得ることができない貴重な機会であると思いました。自分がどのような弁護士になりたいのか考える上で大変参考になっただけでなく、お話にとても刺激を受け、自分も将来、様々なステージを経験し、ステップアップしていきたいと前向きなマインドになりました。
課題では、自分が見たこともない法令を調査し事案の問題点を検討するという作業を行いました。ロースクールで普段扱う問題は、既に類似事例があり、参考書ないしインターネットで調べれば比較的簡易に答えが出るものが多いですが、いただいた課題では、たくさんの時間をかけても結論を詰め切れないこともあり、リサーチの方法を含めて、実務の難しさを痛感しました。ただ、普段からよく言われる「条文を引く癖をつける」、「趣旨に立ち返る」といった学習法は、実務に出ても通ずるところがあると思いました。
課題への取り組みや先生方とお話させていただく中で、実務の考え方・難しさをはじめ、ロースクールの授業だけでは得ることができないであろう多くの見識に触れることができました。また、プロフェッションとしてご活躍されている先生方のお姿を拝見し、自分も将来弁護士として研鑽に努め、新たなことにも前向きにチャレンジしていきたいという強いマインドを培うことができました。依頼者の要望を可能な限り実現すべく、法律上取り得る手段を検討するだけでなく、法律論を超えた議論が必要ということを学び、盤石な知識を要することはもちろんのことだが、ただ単に知識だけあっても不十分であって、具体的場面に即した思考カ・対応力なるものが大切なのだと感じました。
また、普段では経験できないことを数多くさせていただき、弁護士の仕事内容や実務の考え方を学ばせていただいたのみならず、企業法務のその具体的な中身へのフォーカスする中で、弁護士としてのキャリア像をイメージする上でのヒントをいただきました。さらに、先生方のお話を伺い、自分の可能性を自ら狭めることなくチャレンジし続けたいという強い向上心を培うこともでき、精神面においても多くを得えました。
特に印象に残っているプログラムは?
スタートアップの方や、PEファンドの方との対談
今回、スタートアップ創業者の方や投資ファンドの方といった弁護士ではない方々にお話を伺う機会を設けていただきました。その中で、経営者目線における法務の重要度や弁護士に求めること等、弁護士と企業法務の在り方について、経営者の方と私たちの認識でかなりの相違があり、多くの気づきを得ました。併せて、 PEファンドについて見識を深め、ビジネスの奥深さ・面白さも学ばせていただき、そのようなビジネスに関わることができる企業法務に対して、より強く興味を持つようになりました。
企業法務といっても、その内容は企業の成長段階や業種等により様々であり、企業法務に携わる弁護士としてのキャリアも様々な形がある中、こうして弁護士の世界以外で活躍されている方々のお話は、自分の弁護士としてのキャリアを考える上で、大変参考になりました。
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