2025年度 インターン・エクスターンの声 21
年次の垣根を超えて、全ての先生方が対等に議論されている姿に感銘を受けました。
#スタートアップ上場支援の意義
#AI時代における知的労働者のあり方
#実務に即した課題検討
インターンに参加してどうでしたか?
技術革新の基盤となるような弁護士に憧れを抱いており、また、既存のビジネスに満足するのではなく、自らの目標を実現するべく果敢に挑戦する企業を応援したい、という気持ちから、元来スタートアップ支援に関心を抱いておりました。本プログラムで経営者の方とお話しさせていただけた経験は、このような夢を持つ私にとって貴重な機会となりました。経営者の方の、日本社会を発展させるために現状の問題点を洗い出し、当事者としてメスを入れていくエネルギーに溢れた姿に、私自身たくさん刺激をいただきました。スタートアップ上場支援は、日本の未来のために欠かせない、とても意義のある職務内容だと思います。
実際に依頼者の方に提出する書面を作成させていただけたことが、印象に残っています。少数精鋭事務所だからこその雰囲気かもしれませんが、先生方が年次を問わず気さくに接して下さり、書面作成の際もパートナーの先生が直接ご指導下さいました。架空の事案ではないからこそ、少しでも実際の実務に直接携わることができ、とても嬉しかったです。
貴事務所の理念から多くのことを学ばせていただきました。まず、AI時代における知的労働者のあり方について考えるきっかけとなりました。単なる法的回答の提供はAIにもできるようになってしまった今、人間の法律家に求められるものは何であるのか、今までの法律家像とは異なる視点から考える必要があります。依頼者との対話を通して、依頼者が真に求めている結論を引き出し、できる限り答えていくことの重要性を実感しました。多様かつ複雑な問題に日々直面している経営者にとって、目先の課題は法務問題ではありません。しかし、上場後5年10年という長期的な視点に立った時、法的問題点を早期に解決しておくことが不可欠となります。目先の些末な出来事に拘泥するのではなく、時間軸から最大のリスクを捉えて解決していくという思考は、スタートアップ支援に限らず、一人の社会人として必要な考え方だと思いました。
年次の垣根を超えて、全ての先生方が対等に議論されている姿に感銘を受けました。他の事務所と比較して特に印象的だった点は、業務内容についての話し合いを超えて、弁護士という職業は今後どうあるべきか、どういう社会を作っていくべきかということについて活発に討議されていた点です。私自身、自分は弁護士として何を成し遂げたいのか改めて見つめ直すことができました。弁護士業務への知見が深まっただけでなく、一人の人間としてどう成長するべきか多くの示唆をいただきました。
特に印象に残っているプログラムは?
依頼者との対話を重視した課題検討
課題検討が印象に残っています。条文に基づく法的解決策を提示するだけではなく、自分から依頼者に対してヒヤリングし、真に依頼者の求めている解決に近づけるよう、多角的な視点からアプローチする必要がありました。今まで、弁護士業務は机に向かって六法や資料をリサーチするお仕事であるという印象を持っていました。しかし、実際に課題を検討したことで、依頼者との会話を通して一緒に問題点を探り、一緒に解決策を考えていくことが重要であると実感しました。依頼者から情報を引き出すために、まずは信頼関係を構築すること。そして、頭を柔らかくし、自分の物差しではなく相手の立場に立って考えること。さらに、一見事案解決には関係ないと思える事情も、見方を変えて有効活用していく姿勢を学びました。
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