2024年度 インターン・エクスターンの声 15

先生方の情熱とビジョンを共有できたことは私にとって非常に刺激的でした。

#おせっかいな弁護士像
#エクセレントケースを扱う表彰制度
#スタートアップCEOとの会食

エクスターンに参加してどうでしたか?

今回のインターンシップを通して、私は先を見据えて行動することの重要性を学びました。これはクライアントに対してはもちろんのこと、自分が弁護士としてどのようなフィールドで自身の強みを発揮していくか、という弁護士としての自身のキャリアについても言えることです。クライアントに対しては単なる法律相談にとどまらずに、その先を見据えたリーガルサービスを提供すること、そして弁護士のキャリアとしては、事務所内で働くことに限らず、インハウスやVC、東証上場審査部など幅広い分野での業務に触れることにより、自分には何が出来るかを常に考え、強みを見出していくことが、弁護士の働き方が多様化している今の時代に求められていると気付きました。

事務所の先生方と直接お話しできる機会も積極的に設けて下さったことで、先生方の情熱とビジョンを共有できたことは私にとって非常に刺激的でした。先生方がデスクを超えて事案について自由闊達に議論されている姿も印象的で、刺激し合える規模間であることもCrossOver法律事務所の強みであると感じました。

共通課題の検討は会社法に寄った内容でしたが、個人ワークでは今まで触れたことのない法律についてリサーチし問題点を抽出するという、普段のロースクールの授業で得ている学びと実務的に重要な法律の学びの双方を深めることが出来た点で非常に価値がありました。

今回のインターンシップは、私のキャリアビジョンや目指す弁護士像に大きな影響を与えました。私は企業の社長に伴奏的支援ができる「おせっかいな」弁護士になりたいという思いがありました。それは、単なる法律相談にとどまることなく、依頼者の真の利益を追求し、先を見据えたリーガルサービスを提供できる弁護士になるという漠然とした意味付けに過ぎませんでした。 しかし今回のインターンシップを通して、改めて「おせっかい」とは相手に対して決して煩わしいものではなく、真心を込めたサービスである、と先生方とのお話や共通課題を通して実感を持って気付かされました。
AI が発達する現代において、弁護士業務の一端もいつかAIに置き換わる日が来るかもしれません。しかし、クライアントとの信頼関係を築くという要素は、どれだけAI技術が発達しても置き換わる部分ではないと思います。彼らのビジネスが成功するためにはどのような支援が必要なのか、を積極的に考え、時には『こんなことまでしてくれるのか』と思われるほどの熱意で対応できる、そのような弁護士がAIが発達した今に真に求められていると痛感しました。
また、クライアントが抱える最も大きな問題点を特定し、それに対して高品質のリーガルサービスを提供することをモットーに、依頼者にインパクトのある仕事をするという働き方にも非常に感銘を受けました。私も将来法律論を中核にしながらも、クライアントに対してインパクトを与えられる一流のリーガルサービスを提供する弁護士になりたいと強く思っております。

事務所内での企画として、毎年開催される「エクセレントケース」は弁護士の先生方がその年に扱った案件の中から最も手ごたえのあった者についてプレゼンテーションを行い表彰するものであるとお聞きし、素晴らしい取り組みであると感じました。このプロセスを通じて成果を共有するだけでなく、各弁護士の先生方がクライアントに与えた影響を振り返る貴重な機会となっていることが魅力的に思いました。特に、判断基準として「3年後にあの助言があったから今の会社がある」といったように、クライアントの仕事や行動にインパクトを与える知的な助言が求められる仕事だと改めて気付かされるとともに、このような視点は、単なる法律相談を超えて、クライアントの成長を支えるパートナーとしての弁護士の役割を明確に示していると感じました。
今回のインターンシップで『境界を越え、企業価値の永続的向上へ』というCrossOver法律事務所の理念を、充実した多くのプログラムを通して実感をもって学べたことはとても価値のあることであり、自身の法曹像をより一層明確なものにすることができた点で非常に有意義でした。

特に印象に残っているプログラムは?

スタートアップCEOとの会食

充実したプログラムを多く用意して下さり、あっという間の三日間で大変有意義なインターンとなりました。特に私はスタートアップCEOの方との会食がとても印象的でした。なかなかベンチャー企業のCEOの方とお話をお伺いする機会は少なく、スタートアップへの強い思いや今後の展望、また求められている弁護士像についてもお伺いできたことは非常に有意義でした。どの弁護士の先生に任せるか、を選ぶ基準についてお伺いした際に、実績や肩書だけでなく、実際にどこまで丁寧なリーガルサービスが受けられるのかについて示されていれば、安心して任せられるとおっしゃっており、私も将来、個別の状況に応じた柔軟で丁寧なリーガルサービスを提供できる弁護士になると強く決意しました。そして、CEOの方とのお話を通して、CEOの方の熱意や将来のビジョンに触れることができたことで、ベンチャー企業法務の魅力とは、業務の内容が進化し続けること、そしてクライアントと共に自分も成長し、継続的に長くお付き合いができる点であると改めて気付きました。

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